2007-10

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『食』

2007-10-31 (Wed) 10:55[ 編集 ]
毎日のように報道される食品偽造事件、これについてはいろいろ言いたいこともあるんだけど、敢えて言わないことにする。
そんで、少し焦点はずれてるけど「食」について書くことにした。
長いです、長いの苦手な方はスルーしてくださいね。

高校1年の時、授業のひとつとして鶏を飼育したことがある。
クラスで班分けして、各班で20羽ずつくらいを世話をする。
小さなヒヨコ達がぴよぴよ鳴いて、触ると暖かくてやわらかくてかわいくてたまらなかった。ヒヨコ当番の日は登校するとすぐにヒヨコの世話をしてから教室に行く。毎日エサやお水をあげた。
朝方冷えると死んでしまうヒヨコもいる為、保温灯なんかもつけたりして、死なせないようにみんな頑張った。
後から考えると「死なせないように」というのは矛盾なのだが、その時の私達はヒヨコが愛しくてたまらなかった。
お世話の甲斐があってヒヨコは立派に成長した。
ここからが本当の授業だったのかもしれない。私達が飼育したのは
ブロイラーと呼ばれる鶏なのだ。食用の鶏。
成長したなら食肉として出荷しなければならない。私のクラスは運良く授業日が出荷日と重ならなかった。先生から「さっきトラックが運んで行った」とだけ報告を受けた。なんとも言えない気分だった。
先生から言われた言葉。
「人が生きていくためには食べないといけない。食べるということは
殺生もしなくてはいけない。肉や魚や野菜の命を食べないといけない。
そうやって君たちは大きくなってきた。
個人的なことだけど、僕は食べ物を粗末にする人が大嫌いです。」

少し前だけどニュースで見たんだ、どこかの高校で自分達で育てた鶏を自分達の手でしめて自分達で食べるという授業。
調理した鶏肉を泣きながら食べてる高校生の姿が印象的だった。
その高校生とヒヨコのことを考えると今でも塞ぎ込みたくなるし、記事を書いてるこの瞬間ですら泣いてしまってるんだけど。
食べるということはいろいろ大変だ。
美味しく楽しく食べる。残さず、感謝して食べる。
これが基本だと私は思う。

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